歯の磨きすぎはダメですか?
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歯の磨き過ぎはだめですか?
オーバーブラッシングについて
オーバーブラッシングとは、
- 歯磨きの時に力を入れすぎたり
- 磨く時間が長い
- 歯磨き粉をたくさん使いすぎる
などによって歯や歯茎に傷がついてしまうことです。
オーバーブラッシングを続けていると、様々なトラブルを引き起こすので注意が必要となります。
歯の磨き過ぎるとどうなる?
象牙質知覚過敏の原因となる
歯を磨きすぎると、歯の表面にあるエナメル質が削られて象牙質という組織がむき出しになってしまいます。
それにより冷たいものなどの刺激でしみて痛くなる、象牙質知覚過敏にかかってしまうことがあるのです。
エナメル質は一度削られてしまうと再生できないので歯磨き粉の量や磨く時の力加減にも注意が必要です。
歯茎が痩せて下がってしまう
歯ぐきの瘦せは歯周病が原因の場合もありますが、力を入れて歯を磨く事で引き起こされる場合もあります。
歯磨きの刺激で傷がついて下がってしまうことで、歯の根っこが見えるようになってしまいます。
本来歯ぐきの覆われているはずの根っこの部分は、歯の質が柔らかく、汚れが付きやすいので、虫歯や知覚過敏にかかりやすくなってしまうのです。
また、力を入れて磨くことで歯ぐきが刺激を受けて硬く盛り上がってしまう症状が出ることもあります。
磨きすぎの注意点を抑えた歯磨き方法
①歯ブラシ選び
②磨く時間
③磨く順番
しっかりと歯を磨くために、硬めの歯ブラシを選んでいる方も多いかと思いますが
ブラシが硬いと歯や八茎に傷がつきやすくなってしまいます。
知覚過敏や歯周病の人はやわらかい歯ブラシでやさしくマッサージをするように磨きましょう。
歯ブラシの大きさとしては、真ん中の前歯2本分の大きさ位のものが磨きやすとされています。
正しい歯磨きには、歯の状態に合わせて様々磨き方があります。
スクラビング法
一般的な磨き方で歯ぐきへの刺激が少ない方法です。
ペンを持つように歯ブラシを握り、歯に対して直角に毛先をあて力を入れすぎないよう小刻みに磨きます。
歯の表面や歯と歯の間をきれいに磨くことが出来ます。
バス法
歯周病や歯肉炎にかかっている人や、歯並びが悪く磨きにくい場所がある人に適している方法です。
歯と歯茎の間に毛先をななめにあてて、左右に小刻みにブラシを動かします。
歯周病ポケットの汚れをかきだして、歯と歯の間の磨き残しが残りやすい場所もきれいに磨くことが出来ます。
歯ぐきのマッサージにもなりますので、歯ブラシは毛が柔らかいものを使うようにしましょう。
フォーンズ法
一番簡単な磨き方で、力加減の難しい子供や高齢者に適している磨き方です。
上下の歯をかみ合わせた方法で、歯に対して歯ブラシを直角にあてます。
そのままぐるぐると円を描くように上下の歯をまとめて磨きます。
また、歯ブラシは、1ヵ月に1回は交換するのが理想です。
もしそれまでに歯ブラシの毛先が広がってしまうようであれば歯磨きの時に力を入れすぎている可能性があります。
歯磨きする際に意識することは?
時間をかけて丁寧に磨く
歯ブラシを小刻みに動かして1本づつ丁寧に磨くイメージで歯を磨いてみましょう!
丁寧に時間をかけて磨くと5~10分かかります。
慣れてくると3~4分で磨けるようになるので、慣れるまでは、鏡を見ながら
意識しながら歯磨きをしてみてください。
磨く順番を決める
磨き残しができないように、右から左など、自分で歯を磨く順番を
決めておくのがおすすめです。
歯と歯の間や、歯茎との境目、奥歯などは特に磨き残しができやすい場所なので
注意しましょう。「また、奥歯の外側は、鏡でも見えない場所なので念入りに磨くようにしてください。
まとめ
歯の磨きすぎでトラブルに陥った際の対処法
歯と口の健康を守るために大切な歯磨きですが、磨きすぎはさまざまなトラブルの原因となります。
オーバーブラッシングを続けることによって、下記のようなトラブルが起きてしまうので注意しましょう。
●知覚過敏
●歯茎が痩せて下がる
●歯や歯茎に傷がつく
トラブルを避けるためにも、より効果的に歯磨きをするには、お伝えした3つのポイントを心がけてみてください。
●自分に合った歯ブラシを選ぶ
●力を入れて磨かない
●磨く順番を決めて、磨き残しを作らない
もしも正しく磨いていてもトラブルが起きてしまった、というときは、
早めに歯科医院に相談することが大切です。
じゅんデンタルクリニック
TEL 042-326-4181