TCH(歯の接触癖)
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人は本来口と閉じているとき、上下の歯は接触せずに離れています。
通常、歯が接触するのは
①食物をかむ
②飲み込む
③会話をする
等の瞬間的なときで1日あたり20分程度です。
ところが近年、ストレス等で歯を長時間接触させる癖のある人が増えていると言われています。
その癖は「TCH」と呼ばれています。
TCHがあると口の周囲などの筋肉を動かし続けることになり、関節にも負担がかかります。
THCは顎関節症の原因の一つであるほか、
●歯の詰め物が取れやすい
●歯が欠ける等のトラブル
●頭痛、首や肩の凝り等の全身の不調につながると考えられています。
TCHは、パソコンの作業やゲームのように何かに集中しているときやストレスを感じているとき等に起こりやすりとされています。
THCが持続していると舌の縁が歯の形に凹凸していたり
頬の内側に盛り上がった白い線のようなものができてきたりしますので、チェックしてみるといいと思います。
TCHがあることが分かっても、癖を直すのは簡単ではありません。
無意識のうちに起こるので、癖を自覚して上下の歯を接触させることを減らすことが重要です。
早い人であれば数週間もすれば症状が軽減されますが、顎がつらい等の症状が改善しない場合は、
歯科医師にご相談ください。